小国杉[工芸用具・工芸材料]
おぐにすぎ
九州・沖縄地方、熊本県の地域ブランド。
熊本県阿蘇郡小国町及び南小国町産の杉木材。小国の林業はおよそ250年の歴史があり、江戸時代の宝暦年間(1751年〜1764年)に細川藩が各戸25本の杉穂のじかざしを命じたことに由来する。小国杉は鉾杉とも呼ばれ、晩年まで成長を続ける。2008(平成20)年3月、特許庁の地域団体商標に登録された。商標登録番号は第5120442号。地域団体商標の権利者は、小国町森林組合・阿蘇森林組合。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報
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小国杉
熊本県阿蘇郡小国町および南小国町で産出される杉木材。当地での人工造林の歴史は宝暦年間(18世紀)にまで遡るとされる。主に建具材、板材などに用いられる。地域団体商標。
出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報
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世界大百科事典(旧版)内の小国杉の言及
【小国[町]】より
…基幹産業は農林業で,農業は米作と畜産を主体とし,ダイコンなど高冷地野菜栽培が行われ,出作により生産を伸ばしている。林業では小国杉として知られる杉材の産地であり,シイタケなどの林産物にも力が注がれている。天然記念物の下の城のイチョウ,阿弥陀の杉があり,東部にそびえる涌蓋山(わいたさん)一帯の山地は阿蘇くじゅう国立公園,北部の[杖立温泉]周辺は耶馬日田英彦山(やばひたひこさん)国定公園に含まれる。…
※「小国杉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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