南小国町(読み)みなみおぐにまち

日本歴史地名大系 「南小国町」の解説

南小国町
みなみおぐにまち

面積:一一五・九八平方キロ

阿蘇郡の北部に位置し、東は大分県玖珠くす九重ここのえ町、北は小国町、西は大分県日田ひた上津江かみつえ村、南は阿蘇町・一の宮いちのみや町・産山うぶやま村に接する。町の南の山地より生じる中原なかばる川・志賀瀬しがせ川・満願寺まんがんじ川・田の原たのはる川などが集まって筑後川支流の杖立つえたて川に注ぐ。標高四〇〇―九〇〇メートルで地形は起伏が多く、山間盆地に集落が点在する。国道二一二号が町のほぼ中央を南北に走る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「南小国町」の意味・わかりやすい解説

南小国〔町〕
みなみおぐに

熊本県北東部,筑後川上流域の小国盆地南部に広がる町。 1969年町制。林業製材業畜産業が主で,スギ育林で知られ,シイタケや高冷地野菜の栽培,和牛飼育も行われる。黒川満願寺,田ノ原などの温泉や,天然記念物の志津川のオキチモズク発生地,竹の熊の大ケヤキ,金比羅スギがある。町域の一部は阿蘇くじゅう国立公園に属する。面積 115.90km2人口 3750(2020)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

事典 日本の地域遺産 「南小国町」の解説

南小国町

(熊本県阿蘇郡南小国町)
日本で最も美しい村指定の地域遺産。
南小国町は阿蘇外輪山のふもとに位置する。黒川温泉をはじめとする数多くの温泉地を有し、九州最大の河川・筑後川の源流域でもあり、豊富な水資源と美しい自然に恵まれた農山村

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域遺産」事典 日本の地域遺産について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android