日本歴史地名大系 「小妻村」の解説
小妻村
こづまむら
里川の上流域に位置し、南は
水戸藩では以前から伝わる鍬鍛冶を保護しその発展に努めた。古記録をもとにまとめた天保二年(一八三一)の「税法私考」に「久方が見聞録に寛永年中小妻村ニ而鍬相立他国迄売出し候処、自力ニて売兼候付、水戸、太田、石塚市場中売候者他領鍬調之儀不罷成様願出、万治元運上鍬二十具之処百弐拾具可指出願相済と、其後寛文延宝元禄享保元文延享明和中迄所々より新願出候処小妻へ相障候由ニ而不相済(下略)」とある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報