小学区(読み)ショウガック

デジタル大辞泉 「小学区」の意味・読み・例文・類語

しょう‐がっく〔セウガクク〕【小学区】

明治5年(1872)の学制で定められた学校設置および教育行政の単位区画。1中学区を210区分したもので、それぞれ小学校が設置される予定だった。
公立高等学校の通学区域で、1学区1校の小規模なもの。

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精選版 日本国語大辞典 「小学区」の意味・読み・例文・類語

しょう‐がっくセウガクク【小学区】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 明治五年(一八七二)の学制に定めた、教育行政上の学区のうち、一中学区を二一〇区分したもの。
    1. [初出の実例]「之を小学区と称す区毎に小学校一所を置く」(出典:太政官第二一四号‐明治五年(1872)八月二日)
  3. 高校の学区で、一校一学区をいう。多数の高校を同一学区に含む大学区、数校の高校を含む中学区に対していわれる。

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世界大百科事典(旧版)内の小学区の言及

【学区】より

…これと同様ではないが,日本では1872年(明治5)の〈学制〉で,一般行政区域とは別建ての〈学区〉が設けられたことがある。全国を8大学区に分け,一つの大学区を32中学区に,さらに一つの中学区を210小学区にそれぞれ分割するという制度がそれであった。しかし,〈学制〉廃止後は,教育行政の単位は一般行政区である都道府県ないし市町村を一般的な型としている。…

※「小学区」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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