小室郷(読み)こむろごう

日本歴史地名大系 「小室郷」の解説

小室郷
こむろごう

綾瀬川右岸の現伊奈町小室に比定される中世の郷。「風土記稿」足立郡小室郷ほん村の項によれば、氷川社に伝存した応安三年(一三七〇)三月吉日の年紀がある棟札(現存せず)銘文に「小室氏子中」とあったという。また同書同郷別所べつしよ村の項によれば、法光ほうこう寺に伝存したという天文二四年(一五五五)一一月一五日の年紀がある阿弥陀三尊像の墨書銘に「奉造立弥陀三尊 武州足立小室郷 金亀山法光寺 本堂再興」とあったという。永禄六年(一五六三)六月一八日の太田資正制札写(小室村誌)には「小室之赤井坊」とあり、寺領内の沼の埋立を禁じている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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