小宮地村(読み)こみやじむら

日本歴史地名大系 「小宮地村」の解説

小宮地村
こみやじむら

[現在地名]新和町小宮地

大宮地おおみやじ村の南に位置する大村。東は八代海に面し、南は宮野河内みやのかわち湾・宮地浦みやじうら湾に囲まれる。中世本砥ほんど島の内で、元徳元年(一三二九)一〇月日の志岐弘円代覚心重申状案(志岐文書)に「天草郡本島内宮路浦」とみえ、宮地浦湾に面した宮地浦・高根こうねなどをめぐって、本砥島へ進出を企てる志岐景弘(弘円)と宮地村地頭仏意が所領相論を繰返した。当村の北、流合ながれあい川中流付近の字じようひら城跡があり、山頂部分は楕円状の平坦地となっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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