北高根村(読み)きたたかねむら

日本歴史地名大系 「北高根村」の解説

北高根村
きたたかねむら

[現在地名]白子町北高根、茂原市北高根飛地きたたかねとびち

せき村の南に位置し、西方沼地が広がる。中世高根郷とみえ、高根本郷たかねほんごう(現長生村)の北に立地する。文禄三年(一五九四)の上総国村高帳に村名がみえ、高三三二石。元禄郷帳では高六六一石余。寛政五年(一七九三)の上総国村高帳では高九一九石余で家数八五、幕府領と旗本瓦林・石川・浅野三氏の相給。天保郷帳では高九二一石余。天明二年(一七八二)の村明細帳(鵜沢家文書)によれば浅野領二五三石余・石川領一九五石余・瓦林領二九五石余と幕府領一七六石余、百姓林八町四反余、溜井があるが砂地のため水もちが悪く旱損がちであるという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android