小尾崎村(読み)こおざきむら

日本歴史地名大系 「小尾崎村」の解説

小尾崎村
こおざきむら

[現在地名]豊岡市京町きようまち桜町さくらまち三坂町みさかちよう・三坂・城南町じようなんちよう昭和町しようわちよう

円山まるやま川西岸、しろ(現神武山)の南に立地。天正一〇年(一五八二)に始まる城下町豊岡の建設により村域の城山山麓部が郭内に編入され、郭内に接する町屋部を小尾崎町として分離、村部は地名の混乱を避けて俗に三坂村とよばれることもあった。はじめ豊岡藩領、正保元年(一六四四)収公されたが翌年同藩領に復帰、承応二年(一六五三)幕府領(以上「寛政重修諸家譜」「寛文朱印留」など)、寛文八年(一六六八)以降豊岡藩領。正保(一六四四―四八)頃成立の国絵図に「小屋崎」とみえ(誤記であろう)、高二〇七石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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