小島好問(読み)コジマ ヨシタダ

20世紀日本人名事典 「小島好問」の解説

小島 好問
コジマ ヨシタダ

明治期の陸軍少将



生年
安政3年5月9日(1856年)

没年
大正8(1919)年5月15日

出生地
駿河国志太郡西益津村(静岡県)

学歴〔年〕
陸士卒

経歴
明治4年大阪兵学寮幼年舎に入り、陸軍士官学校に進む。10年西南戦争従軍。12年フランスに留学しベルサイユ工兵第1連隊付となり、フォンテンブロー砲工専門学校に学び、15年帰国。陸軍士官学校教官となり参謀本部海防局勤務を兼ねる。日清戦争には第1軍兵站電信提理として従軍。35年陸軍大佐となり、翌36年ドイツ、フランスに派遣される。37年日露戦争には第5臨時築城団長として出征、軍用木材廠長を務め、のち鴨緑江採木公司を創立した。40年統監府の初代営林廠長となり、同年少将に進んだ。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小島好問」の解説

小島好問 こじま-よしただ

1856-1919 明治時代軍人
安政3年5月9日生まれ。明治12年フランスに留学し,帰国後陸軍士官学校教官などをつとめる。日清(にっしん)・日露の戦争に従軍。37年軍用木材廠長(しょうちょう),のち統監府の初代営林廠長。40年陸軍少将。大正8年5月15日死去。64歳。駿河(するが)(静岡県)出身。陸軍士官学校卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例