小川 䤡吉(読み)オガワ ゼンキチ

20世紀日本人名事典 「小川 䤡吉」の解説

小川 䤡吉
オガワ ゼンキチ

明治・大正期の実業家 明治精糖会長。



生年
安政2年12月5日(1856年)

没年
大正8(1919)年6月23日

出生地
尾張国名古屋(愛知県)

別名
別名=録吉

学歴〔年〕
大学南校

経歴
尾張藩士・小川辰三の二男として名古屋に生まれる。大学南校に学び、明治3年米国に留学、4年ラトガース大学に入り理科を修める。4年間の滞在の後、6年帰国し文部省に入り、大阪専門学校の教員となるが、のち三菱汽船に転じ、横浜・長崎・神戸などの支店長を歴任。29年日本郵船のロンドン支店長となり、35〜44年取締役。この間、39年相馬平治らと共に明治製糖を創立し会長に就任。スマトラ興業を設立のほか、神戸電気鉄道、東明火災海上などの重役を兼任した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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