小川佐助(読み)オガワ サスケ

20世紀日本人名事典 「小川佐助」の解説

小川 佐助
オガワ サスケ

昭和期の調教師 アイヌ無形文化伝承保存会長



生年
明治38(1905)年6月21日

没年
昭和62(1987)年10月30日

出身地
北海道浦河郡浦河町

学歴〔年〕
日高高等国民学校〔大正13年〕卒

経歴
昭和9年騎手免許、13年調教師免許を取得、36〜57年日本調教師会役員。名調教師として知られ、23年の菊花賞、24年春の天皇賞を制したニューフォード、41年の皐月賞馬ニホンピロエースをはじめ、52年春の天皇賞有馬記念に優勝したテンポイントなどを育て上げた。61年2月末引退。この間21年北海道アイヌ協会(のち北海道ウタリ協会)の初代専務理事となり、49年アイヌ文化伝承保存会を設立。会長として長年アイヌ文化の保存に務め、また北海道ウタリ福祉基金創設の中心的役割を果たした。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小川佐助」の解説

小川佐助 おがわ-さすけ

1905-1987 昭和時代の調教師。
明治38年6月21日生まれ。騎手をへて,昭和13年調教師。52年の天皇賞(春),有馬記念に優勝したテンポイントをそだてた。21年北海道アイヌ協会(現北海道ウタリ協会)初代常務理事となり,アイヌの権利保護と生活向上につくす。49年アイヌ無形文化伝承保存会を設立,初代会長となった。昭和62年10月30日死去。82歳。北海道出身。日高高等国民学校卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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