日本歴史地名大系 「小川台村」の解説 小川台村おがわだいむら 千葉県:匝瑳郡光町小川台村[現在地名]光町小川台台(だい)村の北西に位置する。天文八年(一五三九)五月二七日の椎名勝定証状(下総旧事)に「篠本之郷新善光寺」とみえ、伊勢入道勝定は米倉(よなぐら)(現八日市場市)の西光(さいこう)寺照源に新善光寺の管理を任せている。この新善光寺は現在隆台(りゆうたい)寺と改称して堂面(どうめん)に現存し、山号を「岩室山」と称するが、「和名抄」の匝瑳郡石室(いわむろ)郷の遺称と推定される。中世は匝瑳南条(そうさなんじよう)庄篠本(ささもと)郷に属したとみられ、在地領主としては千葉氏系の椎名氏が知られる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by