日本歴史地名大系 「光町」の解説 光町ひかりまち 千葉県:匝瑳郡光町面積:三三・三一平方キロ匝瑳郡の西部に位置し、東は八日市場市・野栄(のさか)町、西は栗山(くりやま)川を隔てて山武(さんぶ)郡横芝(よこしば)町、北は栗山川を隔てて香取郡多古(たこ)町、南は九十九里浜に接する。北部は標高三五―四〇メートル前後の丘陵地縁辺に集落や水田が点在し、南部は低地で南東流する栗山川と並行するように集落が形成されている。中央部をほぼ東西にJR総武本線と国道一二六号が通る。北部丘陵地の台地上には遺跡も多く、小川台(おがわだい)古墳群は五世紀後半頃から八世紀にかけての前方後円墳や円墳が連なっていた。中世の居館跡では岩室資胤の弟小田部胤忠の居城であった芝崎(しばさき)城や篠本(ささもと)城・寒風(さつかぜ)城が確認され、遺物として暦応二年(一三三九)・貞和四年(一三四八)在銘の常総系板碑なども発見されている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by