空堀(読み)カラボリ

デジタル大辞泉 「空堀」の意味・読み・例文・類語

から‐ぼり【空堀/×濠】

《「からほり」とも》水のない堀。

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精選版 日本国語大辞典 「空堀」の意味・読み・例文・類語

から‐ぼり【空堀・乾濠】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「からほり」とも )
  2. 水のない堀。
    1. [初出の実例]「無動寺の麓より湖の波打ち際までから堀(ホリ)を二丈余に掘り通して」(出典太平記(14C後)一七)
  3. 房事過度のために身心が衰えること。腎虚
    1. [初出の実例]「殿様をから堀にするうつくしさ」(出典:雑俳・柳多留拾遺(1801)巻八上)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「空堀」の意味・わかりやすい解説

空堀
からほり

大阪市中央部、天王寺区空堀町から中央区の谷町6丁目にかけての地域。大坂城三の丸の外堀であったが、大坂冬の陣の講和で埋められた。上町(うえまち)台地侵食谷で、外堀を掘る以前からの自然の低地帯である。谷町6丁目を中心ににぎやかな商店街がある。

安井 司]

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