小師の坊(読み)こじのぼう

精選版 日本国語大辞典 「小師の坊」の意味・読み・例文・類語

こじ【小師】 の 坊(ぼう)

  1. ( 「こしのぼう」とも ) 師匠が読んだ所、教えた所を相弟子のために繰り返して復習させる僧。受戒して十夏(夏安居を十回過ごすこと)に満たない僧のこと。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「まことわびしき親をもちたる児のありつるを、小師(コジ)の坊あはれみて」(出典咄本醒睡笑(1628)六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 実例 初出 小師

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android