夏安居(読み)ゲアンゴ

デジタル大辞泉 「夏安居」の意味・読み・例文・類語

げ‐あんご【夏安居】

仏語。僧が、期間、外出せずに一所にこもって修行をすること。夏籠もり夏行げぎょう 夏》安居

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「夏安居」の意味・読み・例文・類語

げ‐あんご【夏安居】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。夏(げ)の期間、安居に励むこと。夏行(げぎょう)夏籠(げごもり)。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「沙門慈応大徳、檀越の請に因りて夏安居し、法花経を講ず」(出典:日本霊異記(810‐824)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の夏安居の言及

【安居】より

…インドの僧伽で雨季の間,行脚托鉢をやめて寺院(阿蘭若(あらんにや))の中で座禅修学するのを,安居または雨安居(うあんご),夏安居(げあんご)といった。これは仏教が伝播した国々でも,雨季の有無にかかわらずおこなわれ,多くは4月15日から7月15日までの90日であった。…

※「夏安居」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android