小弛む(読み)オダヤム

デジタル大辞泉 「小弛む」の意味・読み・例文・類語

お‐だや・む〔を‐〕【小×弛む】

[動マ四]少し緩やかになる。雨などが小降りになる。
神鳴かみなりも落ち方知れずをさまり、雨も―・みて」〈浮・武家義理・六〉

お‐だゆ・む〔を‐〕【小×弛む】

[動マ四]おだやむ」に同じ。
五月雨のひとしきり―・みて」〈浄・会稽山

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精選版 日本国語大辞典 「小弛む」の意味・読み・例文・類語

お‐だや・むを‥【小弛】

  1. 〘 自動詞 マ行四段活用 〙 ( 「お」は接頭語。「おだゆむ」の変化した語か ) 雨などが小降りになる。こやみになる。
    1. [初出の実例]「日もくれ雨もしきりなれば御いたはしうさふらふに、おだやむまではこなたへ呼び入れや参らせん」(出典:浄瑠璃・牛若千人斬(1679)二)

お‐だゆ・むを‥【小弛】

  1. 〘 自動詞 マ行四段活用 〙おだやむ(小弛)

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