日本歴史地名大系 「小弾正村」の解説 小弾正村こだんじようむら 岐阜県:本巣郡糸貫町小弾正村[現在地名]糸貫町七五三(しめ)早野(ときの)村の南西に位置し、根尾(ねお)川東岸の扇状地平野に立地。享禄五年(一五三二)六月一〇日の七ヶ井名主百姓等連署人数帳(堀部千氏所蔵文書)に小弾正がみえ、名主安藤新兵衛が署名している。また年欠四月六日の一柳末安書状(安藤鉦司氏所蔵文書)は従前のように当村ほか四ヵ村に真桑(まくわ)用水路を掘るよう命じている。慶長郷帳に村名がみえ、大久保長安領で、村高七二五石余。正保郷帳では田六四一石余・畑八四石余。土岐頼勝領二七四石余・土岐頼長領二七四石余・一色助範領一七五石余の相給。元禄郷帳では小弾正村高二四六石余・中野(なかの)村高一九二石余・更屋敷(さらやしき)村高二八六石余と三村に分村し、各村とも土岐二家と幕府領の相給。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by