小旗(読み)コバタ

精選版 日本国語大辞典 「小旗」の意味・読み・例文・類語

こ‐ばた【小旗】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 小さい旗。
    1. [初出の実例]「土橋のお幸、白き小ばたをさっと立つれば」(出典:洒落本・淫女皮肉論(1778)吉原の千疋犬)
  3. 当世具足指物(さしもの)にする小旗。
    1. [初出の実例]「三幅の小旗に赤き手を両方に著たり」(出典:太平記(14C後)二九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の小旗の言及

【衛所制】より

…1衛は5守禦千戸所よりなり,千戸所の長が千戸である。1千戸所は10守禦百戸所よりなり,その長は百戸で,その下に総旗2名,小旗10名があり,1百戸は112名(総旗は5小旗,小旗は兵士10名)を率いた。したがって1衛の兵数は5600人を基本とし,都指揮使司(都司)に統率され,都司はさらに中央の五軍都督府に統率された。…

※「小旗」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android