小日向正智院前町(読み)こびなたしようちいんまえまち

日本歴史地名大系 「小日向正智院前町」の解説

小日向正智院前町
こびなたしようちいんまえまち

[現在地名]文京区小石川五丁目

小石川御箪笥上こいしかわおたんすかみ町に北接する正智院境内と道を隔てて東側に形成された年貢町屋。町の南西、同寺境内の南側に飛地がある。町の東は武家地、南東小日向清岸寺こびなたせいがんじ門前、北は武家地および智香ちこう寺境内など。飛地は東が武家地、西は正智院境内、南は小石川御箪笥上町。かつては小日向村畑地で、のち町家作を許され、正徳三年(一七一三)に町奉行支配となった。正智院境内との間を走る南北路を表間口とする片側町で、町内は東西が南の方で一九間余、北の方で二五間余、南北は東の方で二九間余、西の方で三〇間。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android