小杉原村(読み)こすぎはらむら

日本歴史地名大系 「小杉原村」の解説

小杉原村
こすぎはらむら

[現在地名]松崎町小杉原

明伏あけぶし村の南東、明伏川と入谷いりや川の合流点に位置する。もとは南郷なんごう村と一村であったとみられる(増訂豆州志稿)。賀茂郡に属する。慶長三年(一五九八)の高七六石余(「那賀之内小杉原之村御縄打水帳」小杉原区有文書)。江戸時代の領主の変遷は吉田よしだ村と同じ。元禄郷帳では高八五石余。明治一二年(一八七九)の勧業調査表(松崎町有文書)によると戸数四二・人数一六四、猪・兎・狸・雉子、年魚・鰻、栗・柿・梨・蕨・紫蘚・独活・青藤・椶櫚・炭・繭・茶・紙草・藍など、水車二、馬二・牛一七、三椏で製紙が行われた。八幡神社には慶長一四年の大久保石見守長安の造立を記す棟札がある。ほかに龍爪りゆうそう神社、臨済宗建長寺派大地だいじ庵がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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