新撰 芸能人物事典 明治~平成 「小松方正」の解説
小松 方正
コマツ ホウセイ
- 職業
- 俳優
- 本名
- 小松 豊成(コマツ トヨシゲ)
- 生年月日
- 大正15年 11月4日
- 出生地
- 長野県 松本市
- 学歴
- 中央大学専門部法科〔昭和27年〕卒
- 経歴
- 東京の昌平中学を卒業後、満鉄に入社。終戦直前に海軍に入り、終戦時は功績調査部。戦後は大蔵省管材局に勤務し、昭和27年中大専門部法科を卒業。同年新演劇研究所に入り、34年「26人の逃亡者」で映画デビュー。60年大島渚監督の「太陽の墓場」に出演して以来、行動を共にし、同監督の独立プロ・創造社の設立に参加、「無理心中日本の夏」「絞死刑」「夏の妹」などの大島作品に出演した。他に映画「人間の条件・第1・2部」「神々の深き欲望」「心中天網島」「不毛地帯」「日本の首領」「任侠外伝・玄界灘」「マルサの女2」「けものがれ、俺らの猿と」、テレビドラマ「私は貝になりたい」「熱中時代」などに出演。憎々しい敵役に定評のある名脇役として活躍した。57年映画撮影中に事故で頭に大怪我を負い、晩年も糖尿病や脳こうそくを患うなど様々な病気に苦しみ、人工透析を受けながら精力的に俳優活動を続けた。
- 没年月日
- 平成15年 7月11日 (2003年)
- 家族
- 妻=小松 侑里絵
- 伝記
- 小松方正の霊界通信 小松 方正 著(発行元 主婦と生活社 ’85発行)
出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報