小林遺跡群(読み)こばやしいせきぐん

日本歴史地名大系 「小林遺跡群」の解説

小林遺跡群
こばやしいせきぐん

[現在地名]東根市東根 大森

市街の南、大森おおもり山の西麓に位置する標高一三七メートルの平地で、現在は工業団地となっている。昭和四九年(一九七四)から翌五〇年にかけて発掘調査が実施された。遺跡はすぐ南を村山野むらやまの川が流れる段丘上にあり、A遺跡は大木1―3式期の環状集落で、四棟の竪穴住居跡が発掘された。もっとも大型の二号住居跡は長軸九・九メートル、短軸四・七メートルあり、大木2式期のもので一回以上建替えされた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

106万円の壁

会社員に扶養されるパートら短時間労働者は年収106万円以上になると厚生年金保険料などの負担が生じて手取りが減る。将来の年金額は手厚くなるが、働き控えを招く「壁」とされ、企業の人手不足の要因となる。厚...

106万円の壁の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android