小橋屋浄徳(読み)こばしやじょうとく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「小橋屋浄徳」の意味・わかりやすい解説

小橋屋浄徳
こばしやじょうとく

江戸時代初期の大坂商人。いわゆる両替三人仲間の一人で,天王寺屋五兵衛 (→天王寺屋 ) ,鎰屋 (かぎや) 六兵衛とともに大坂両替業の草分けをなした。 (→両替商 )  

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小橋屋浄徳」の解説

小橋屋浄徳 こばしや-じょうとく

?-? 江戸時代前期の商人
寛文2年(1662)大坂で天王寺屋五兵衛,鍵屋(かぎや)六兵衛とともに,幕府から両替商を名のることをみとめられた。

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世界大百科事典(旧版)内の小橋屋浄徳の言及

【手形】より

… こうした手形も最初は,大坂両替屋天王寺屋五兵衛が鎌倉の奉行青砥左衛門尉(あおとさえもんのじよう)(藤綱)の手形使用の故事を伝聞し,採用したのに始まるといわれる。本格的な手形の流通は大坂の両替屋小橋屋浄徳,鍵屋六兵衛の両名が参加した後に発展していく。それは大坂で流通した手形が両替屋を軸に振り出された銀手形であったからである。…

【両替】より


[大坂の両替屋]
 両替屋が活躍し栄えた地は三都で,なかんずく大坂が歴史的に古い。両替業は天王寺屋五兵衛をはじめとし,のちに小橋屋浄徳,鍵屋六兵衛が参加し,1662年(寛文2)天王寺屋ともども幕府公用にあたった。両替屋名称の公認はこの年のことである。…

※「小橋屋浄徳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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