小狐(読み)コギツネ

精選版 日本国語大辞典 「小狐」の意味・読み・例文・類語

こ‐ぎつね【小狐・子狐】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙
    1. 小さい狐。若い狐。また、狐の子。
      1. [初出の実例]「汝、前生に野干(こぎつね)の身を受て、此の山の法花堂の天井の上に住して」(出典今昔物語集(1120頃か)一四)
    2. ( 女郎を狐というところから ) 禿(かむろ)をいう。
      1. [初出の実例]「子狐の智恵に狸はこそぐられ」(出典:雑俳・柳多留‐八〇(1824))
  2. [ 2 ]こぎつねまる(小狐丸)
    1. [初出の実例]「小狐(コギツネ)といふ木工ざやの太刀を帯(はき)たりける」(出典:金刀比羅本保元(1220頃か)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む