…童子は中国と日本の伝説を引いて剣の徳を詳しく物語り(〈クセ・中ノリ地〉),心配なく準備にかかれと言い捨てて消え失せる。宗近が帰宅して用意を整えて待つと,霊狐(後ジテ)が現れて相槌を務め,名剣小狐丸(こぎつねまる)を仕上げる。前場は草薙(くさなぎ)の剣の物語が中心だが,ここはクセから直接中ノリ地へ続く形で,他の能に例がない。…
※「小狐丸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...