小督の曲(読み)こごうのきょく

改訂新版 世界大百科事典 「小督の曲」の意味・わかりやすい解説

小督の曲 (こごうのきょく)

山田流箏曲名。山田検校作曲。1809年(文化6)版《吾嬬箏譜(あづまことうた)》に歌詞初出。流祖作歌奥四曲(よつもの)の一つ。作詞は横田袋翁ともいわれる。《平家物語》巻六の小督の局を題材とし,嵯峨野の秋の風情を描写しつつ,源仲国が《想夫恋(そうふれん)》の箏の音をたよりに小督の局を尋ねあてるところに焦点をおいている。長唄喜三(きみ)の庭》は,この曲をふまえて作曲された。
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