精選版 日本国語大辞典 「小股掬」の意味・読み・例文・類語 こまた‐すくい‥すくひ【小股掬】 〘 名詞 〙① 相撲のきまり手の一つ。出し投げを打った後などに、相手が前に出した足の膝(ひざ)関節のあたりを、内側から片手ですくい上げて倒す技(わざ)。② レスリングの返し固め技の一つ。相手の片足をすくい、自分のからだを軸にして後ろにそり倒し、残った足に片足をからませて体固めにする技。③ 他人の油断やすきに乗じて自分の利益をはかること。また、その人。[初出の実例]「裏の裏行く政右衛門、小股掬ひを出し抜きしは」(出典:歌舞伎・日本晴伊賀報讐(実録伊賀越)(1880)大詰) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例