小脛(読み)コハギ

デジタル大辞泉 「小脛」の意味・読み・例文・類語

こ‐はぎ【小×脛】

すね。また、はかまなどの裾を少しまくり上げて、すねが少し見える着方。
「―にて半靴はうくわはきたるなど」〈・一四四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「小脛」の意味・読み・例文・類語

こ‐はぎ【小脛】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 「こ」は接頭語 )
  2. 括袴(くくりばかま)などの裾を、活動に便利なようにちょっとたくし上げて、少しすねを見せるような着方。
    1. [初出の実例]「またこはぎにて半靴(はうくゎ)はきたるなど、木の下に立ちて」(出典枕草子(10C終)一四四)
  3. すねのこと。
    1. [初出の実例]「寝まき一つの小はき小高くつかみ」(出典:浮世草子・当世乙女織(1706)六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android