日本歴史地名大系 「小花地村」の解説 小花地村こばなちむら 新潟県:東蒲原郡三川村小花地村[現在地名]三川村谷花(やばな) 小花地阿賀野川左岸にあり、対岸は大牧(おおまき)村(現津川町)、西は谷沢(やざわ)村。阿賀野川北岸に荒倉(あらくら)山、集落の背後に焼(やき)山がある。元禄郷帳では四〇石一斗余。文化年間(一八〇四―一八)の家数三一、漆を入れてつくる黄蝋が特産(新編会津風土記)。慶安(一六四八―五二)の頃から石灰を産出、会津本郷焼の水野家の陶家先祖覚書(水野真一氏蔵)にも、慶安元年に産出した石灰を会津若松城に使用したとある。元和六年(一六二〇)の漆木役として三九五本三分(津川旧記)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報