小菅生村(読み)こすごうむら

日本歴史地名大系 「小菅生村」の解説

小菅生村
こすごうむら

[現在地名]棚倉町小菅生

天王内てんのううち村・金沢内かなざわうち村の南、八溝やみぞ山地北端部丘陵に立地。天文一六年(一五四七)頃と推定される一〇月一六日の岩城重隆書状(秋田藩家蔵岩城文書)に「小(菅カ)生」とみえ、伊達稙宗が当地に来襲したが、稙宗と対立していた伊達晴宗方の岩城氏に敗れている。永禄一三年(一五七〇)六月二三日、佐竹義重赤館あかだて城攻略の際には当地と三森みもり(現表郷村)を恩賞とすることを小川大蔵丞に約束している(「佐竹義重証状」秋田藩家蔵小川文書)。江戸時代の領主変遷伊野上いのかみ村と同じ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android