小豆崎村(読み)あずきさきむら

日本歴史地名大系 「小豆崎村」の解説

小豆崎村
あずきさきむら

[現在地名]諫早市小豆崎町・中田町なかだちよう西里町にしさとちよう

西長田にしながた村の西、本明ほんみよう川の河口部北側に位置する。天正元年(一五七三)東房紀守が祖先菩提を弔い武運長久を祈るために城跡堂宇を建立し、法輪山妙本みようほん庵と称したという。同一五年の龍造寺家晴の諫早攻めにより東氏は滅び、この寺庵も破却されたと伝える。近世ははじめ肥前佐賀藩親類同格の諫早家領で、寛永(一六二四―四四)初年に佐賀本藩に上知されたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android