山頭(読み)サントウ

精選版 日本国語大辞典 「山頭」の意味・読み・例文・類語

さん‐とう【山頭】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 山岳頭部。山頂。山巓(さんてん)
    1. [初出の実例]「形如秦鏡山頭、色似楚練天暁」(出典文華秀麗集(818)下・和内史貞主秋月歌〈嵯峨天皇〉)
    2. [その他の文献]〔庾信‐春賦〕
  3. ( 古くは多く山上にあるところから ) 焼場、また、墓地をいう。
    1. [初出の実例]「葬礼荼毘之儀式者。〈略〉下火。山頭。龕前。念誦」(出典:尺素往来(1439‐64))
    2. [その他の文献]〔水滸伝‐第二六回〕

やま‐がしら【山頭】

  1. 〘 名詞 〙 青森県などで、田植えの時、指図をしたり世話をしたりする役。また、その人。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android