小除目(読み)コジモク

デジタル大辞泉 「小除目」の意味・読み・例文・類語

こ‐じもく〔‐ヂモク〕【小除目】

春秋ほか臨時に行われる小規模の除目。臨時の除目。

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精選版 日本国語大辞典 「小除目」の意味・読み・例文・類語

こ‐じもく‥ヂモク【小除目】

  1. 〘 名詞 〙 定まった春秋の除目のほかに臨時に行なわれた小規模の除目。臨時の除目。
    1. [初出の実例]「有小除目、大蔵卿任参議」(出典権記‐長保六年(1004)二月二六日)

しょう‐じもくセウヂモク【小除目】

  1. 〘 名詞 〙 臨時の除目。春・秋に行なわれる恒例の除目以外に、臨時に行なわれる小規模のもの。こじもく。
    1. [初出の実例]「同じき六月三日先小除目(セウヂもく)おこなはる」(出典:源平盛衰記(14C前)二)

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世界大百科事典(旧版)内の小除目の言及

【除目】より

…しかし両除目とも式日に行うのはまれであり,また京官除目で外官を,外官除目で内官を任ずることも多く,叙位が同時に行われることもある。これらの定期除目以外に,臨時に行われるものを臨時除目または小除目(こじもく)という。この中には,大嘗会の悠紀・主基の国司を任ずる大嘗会国司除目,立太子後の春宮坊職員を任ずる坊官除目や,賀茂祭供奉の諸官司の闕を補任する祭除目など,特別の呼名のあるものもある。…

※「小除目」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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