小障子(読み)コソウジ

デジタル大辞泉 「小障子」の意味・読み・例文・類語

こ‐そうじ〔‐サウジ〕【小障子】

小形の衝立ついたて。こしょうじ。
の子の中の程に立てたる―の」〈帚木

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「小障子」の意味・読み・例文・類語

こ‐しょうじ‥シャウジ【小障子】

  1. 小障子〈石山寺縁起絵〉
    小障子〈石山寺縁起絵〉
  2. 〘 名詞 〙 小形の障子。小さな衝立(ついたて)。こそうじ。
    1. [初出の実例]「女院哀におぼしめし、窓の小障子(コシャウジ)にこの哥をあそばしとどめさせ給ひけり」(出典:高野本平家(13C前)灌頂)

こ‐そうじ‥サウジ【小障子】

  1. 〘 名詞 〙こしょうじ(小障子)
    1. [初出の実例]「豆一盛やをら取りて、こさうじのうしろにて、食ひければ」(出典:枕草子(10C終)一〇八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android