小集楽(読み)おずめ

精選版 日本国語大辞典 「小集楽」の意味・読み・例文・類語

お‐ずめをづめ【小集楽】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語。「つめ」は際(つめ)で橋のたもとの意 ) 男女が橋のたもとに集まって行なった宴楽水辺で行なった歌垣一種
    1. [初出の実例]「墨江(すみのえ)の小集楽(をづめ)に出でてうつつにもおの妻すらを鏡と見つも」(出典万葉集(8C後)一六・三八〇八)

小集楽の補助注記

「万葉集」例の「小集楽」は、「あそび」と訓む説もある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 墨江

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android