宴楽(読み)エンラク

デジタル大辞泉 「宴楽」の意味・読み・例文・類語

えん‐らく【宴楽/×燕楽】

酒宴を開いて遊興すること。また、その酒宴・宴会

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精選版 日本国語大辞典 「宴楽」の意味・読み・例文・類語

えん‐らく【宴楽・燕楽】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 酒宴を開いて楽しむこと。また、酒宴。宴会。
    1. [初出の実例]「雖飲饌肯宴楽」(出典万葉集(8C後)一六・三八〇七・左注)
    2. [その他の文献]〔春秋左伝‐昭公一五年〕
  3. ( 「宴」は心安らぐの意 ) ある物事によって心が安らぎ楽しむこと。〔易経‐需〕

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普及版 字通 「宴楽」の読み・字形・画数・意味

【宴楽】えんらく

さかもりして楽しむ。〔左伝、文四年〕昔侯、王に正するときは、王之れを宴樂す。

字通「宴」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の宴楽の言及

【雅楽】より

…宋代は宮廷で学者が楽議を論じ,音律を改定し勅撰の楽書を編纂した時代であり,陳暘(ちんよう)の《陳暘楽書》,蔡元定の《燕楽書》《律呂新書》などすぐれた理論書が著された。また初唐以来の宴饗楽や中唐以後に胡楽と俗楽が融合してできた新俗楽を燕楽(宴楽)と称して,明確に雅楽と区別するようになった。 異民族の統治する元代(1271‐1368)は新しい雅楽を制定したが,古制を著しく崩す結果となり,雅楽の範囲には入らない俗楽化した宴楽がいっそう栄えた。…

※「宴楽」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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