少康(読み)しょうこう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「少康」の意味・わかりやすい解説

少康
しょうこう
(?―805)

中国、唐中期の浄土教の僧。縉雲(しんうん)の人。俗姓周氏。幼くして仏教に親しみ出家する。越州嘉祥寺(かしょうじ)で受戒し、律(りつ)、華厳(けごん)、瑜伽(ゆが)を学ぶも、785年ころ洛陽(らくよう)の白馬(はくば)寺で善導(ぜんどう)の「西方化導文(さいほうけどうぶん)」をみて感激し、ついで長安の善導の影堂で浄土教に帰依(きえ)した。その後、南方に至り、「銭誘念仏(せんゆうねんぶつ)」(子供に阿弥陀仏(あみだぶつ)一声ごとに一銭を与える)で広く布教し、午夜(ごや)の行道唱讃(ぎょうどうしょうさん)には人々が雲集するほどであった。彼の死後、墓地の土が薬石の効ありとまで慕われ、「後善導(ごぜんどう)」とよばれた。著書に『二十四讃』『往生西方浄土瑞応伝(ずいおうでん)』(文諗共編)がある。

柴田 泰 2017年2月16日]

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