一小袖(読み)ひとつこそで

精選版 日本国語大辞典 「一小袖」の意味・読み・例文・類語

ひとつ‐こそで【一小袖】

〘名〙
一つしかない小袖
狂歌・狂歌酒百首(1771)「しちにをくひとつ小袖のあはせ酒わたぬきするぞうけて覚ゆる」
礼服晴着のように襲(かさね)にしない和服着装法。小袖一枚だけを着ること。また、その小袖。
浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉二「茶の糸織の一つ小袖に黒七子の羽織

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