尻持(読み)しりもち

精選版 日本国語大辞典 「尻持」の意味・読み・例文・類語

しり‐もち【尻持】

  1. 〘 名詞 〙 かげで力添えすること。また、その人。後押し後楯(うしろだて)
    1. [初出の実例]「てれん上人といふ此宗旨の尻持(シリモチ)、強(あなが)ちに女道宗を破して」(出典浮世草子傾城禁短気(1711)一)
    2. 「汝等(うぬら)は後持(シリモチ)があると思って力みゃアがる」(出典:黄表紙・敵討女鉢木(1777))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む