尼塚古墳(読み)あまつかこふん

日本歴史地名大系 「尼塚古墳」の解説

尼塚古墳
あまつかこふん

[現在地名]鳴門市大津町大代

讃岐山脈の裾の平坦地に築かれた円墳であるが、大正期に小学校の造成工事に伴い破壊された。明治二〇年(一八八七)に描かれた板野郡大代村字限図には二基の古墳が並んでいる様子が描かれ、「板野郡誌」から、これらが東に尼塚、西にカニつかの配置であることがわかる。平成一六年(二〇〇四)には地下レーダー探査と発掘調査が実施され、二重の周濠を伴う径三七メートルの円墳であることが確認された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android