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家形埴輪 いえがたはにわ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

家形埴輪
いえがたはにわ

埴輪家ともいう。住居の形態を模した埴輪の一種。奈良県の佐味田宝塚古墳出土の家屋文鏡 (かおくもんきょう) などとならび,先史時代の住居形態を伝える貴重な資料である。群馬県の赤堀茶臼山古墳から出土した8個の埴輪は竪穴住居で,切妻造の屋根に堅魚木をあげた主屋と副屋から成り,地方豪族の住居構成をも示している。宮崎県の西都原古墳からは四方に出入口をつけた子持屋根をもつものも出土している。

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大辞林 第三版の解説

いえがたはにわ【家形埴輪】

古墳時代の埴輪の一種で、住居などの家をかたどった土製品。豪族の住居や高床倉庫を模したものが多い。

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世界大百科事典内の家形埴輪の言及

【形象埴輪】より

…その場合の形象埴輪とは,各種の人工物や自然物の形態をかたどった埴輪の意味である。さらにその対象によって細分すると,人工物をかたどったものに家形(いえがた)埴輪,器財埴輪があり,自然物をかたどったものに動物埴輪,人物埴輪がある。 形象埴輪の起源について,《日本書紀》には,垂仁天皇の時に野見宿禰(のみのすくね)が人馬および種々(くさぐさ)のものの形の埴輪を作って陵墓に立て,殉死に代えたことにはじまると記している。…

【埴輪】より

…また楕円形の円筒埴輪もみられる。 形象埴輪は,人物,動物や人工物をかたどったもので,家形埴輪,器財埴輪,動物埴輪,人物埴輪に細分される。家形埴輪のうちで,戸口と窓とを併設するものを住居とし,戸口のみで窓を欠くものを倉庫とみなしている。…

※「家形埴輪」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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