日本歴史地名大系 「尾八重神社」の解説 尾八重神社おはえじんじや 宮崎県:西都市尾八重谷村尾八重神社[現在地名]西都市尾八重尾八重の中心部北側、尾八重川沿いの字上村(かみむら)にある。祭神は大山祇命・大国主命で、旧村社。永正八年(一五一一)一一月二三日に、旧領主黒木吉英が鎮守神社という名で建立したのが草創という。明治維新の際銀鏡(しろみ)の銀鏡神社に合祀されたが、明治一三年(一八八〇)復旧が認められ、同年一二月に尾八重神社と改称した(宮崎県史蹟調査・宮崎県神社誌)。例祭日は一二月二五日で、尾八重神楽(県指定無形文化財)が奉納される。同神楽の起源は保安二年(一一二一)尾八重の住人で都萬(つま)神社の社人であった壱岐幸延(湯之片神社の祖)の力によるものとされ、修験色が強い。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報