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番付 ばんづけ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

番付
ばんづけ

歌舞伎,人形浄瑠璃,その他の興行を宣伝し,その内容や配役を知らせるための印刷物。本来は順序を記したものの意で,相撲番付,役者の位付 (くらいづけ) ,給金付,見立番付なども含まれる。 (1) 歌舞伎番付には,顔見世番付 (毎年 11月に一座の顔ぶれを記したもの) ,辻番付 (演目と配役を記し,街頭に掲げたもの) ,役割番付 (江戸では紋番付ともいい,表紙に出演者の紋を掲げ,狂言の場割と配役を記したもの) ,絵本番付 (狂言の内容を絵によって示したもの,絵尽しともいう) などがあった。

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デジタル大辞泉の解説

ばん‐づけ【番付】

相撲の本場所で、力士の序列を表にしたもの。また、その体裁にならって、ある事柄について人名などを順序づけて並べた一覧表。「春場所の番付」「長者番付
芝居などで、興行の宣伝や案内のために出された刷り物。上演月日・演目・出演者・配役・座名などを記したもの。「正月興行の番付

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百科事典マイペディアの解説

番付【ばんづけ】

芸能や勝負事などの番組を記したもの,あるいは一覧表。相撲の番付から出たもので,芝居をはじめ諸道の人気番付,長者番付などがある。歌舞伎番付は興行の宣伝,演目の内容や配役を示すもので,江戸時代には顔見世興行のときの顔見世番付や町辻に掲げた辻番付,外題,役割を記した役割番付(紋番付とも),絵本仕立の絵本番付など各種が刊行された。

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とっさの日本語便利帳の解説

番付

力士の強さに準じたランク。横綱に次いで上から大関、関脇、小結(以上三役)、前頭(ここまでが幕内)、十両(十枚目、ここまでが関取)、幕下、三段目、序二段、序ノ口。

出典|(株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」
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世界大百科事典 第2版の解説

ばんづけ【番付】

順番,番号,またそれらを記した表や図面をいい,相撲や芝居などでは番組,役付などについても番付と呼ぶ。
[建築における番付]
 建物を組み立てるため,柱,梁(はり),桁(けた)などの部材につける符号,およびそのシステムを番付という。新築では枘(ほぞ)や柱の床下部分など,完成時に見えなくなる部分に書き,建物の解体では木札に書いて打ちつける。〈いろは〉と〈一二三〉などを縦横2方向に組み合わせる〈組合せ番付〉,渦巻状に番号をつけていく〈回り番付〉,ジグザグ状に番号をつける〈時香番付〉などがある。

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大辞林 第三版の解説

ばんづけ【番付】

技術・力量などの順位をつけること。また、それを示す表。 「相撲の-」 「長者-」
演芸または勝負事などの番組を記したもの。 「歌舞伎の-」

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

番付
ばんづけ

相撲(すもう)、歌舞伎(かぶき)、演芸などの人名を階級か順序に従って記した一覧表。または相撲、演芸の組合せを表にした番組のこともいうが、相撲は主として一枚番付と取組表の番組とは区別しており、能、歌舞伎、寄席(よせ)演芸は番組をさしていう場合が多い。たとえば、芝居番付といえば歌舞伎の番組をいう。一般の俗語として「番付が違う」といえば「階級が違う」「貫禄(かんろく)が違う」という意味になる。
 相撲番付は平安朝の番文(つがいぶみ)(交名簿(きょうみょうぼ))が起源で、いまいう番組だけであった。当時の最高位の最手(ほて)、次位の脇(わき)(腋、助手(すけて))が、江戸時代になって大関、関脇の名称になった。1757年(宝暦7)に江戸相撲が初めて縦一枚木版刷りの相撲番付を発行してから、この番付をまねてあらゆるものに階級・順序をつけた番付を発行することが流行し、明治のころまで版行されていた。これを「変り番付」といって、全国の山、川、橋の大きさなどの番付を作製、また、学者、武芸者、各地の物産、名所古跡、仇討(あだうち)物語、流行語、悪妻良妻の比較番付など、あらゆる分野にわたっており、知識を開発する百科事典式な役目と教育普及指導の役割を果たしていた。現在では、釣果(ちょうか)番付、盆栽関係の番付、酒豪番付、俚訛(りか)番付などがあるが、一地方かグループによる番付で、江戸時代のように全国的には発行されていない。
 相撲番付の書体は、長く番付発行権をもっていた版元の根岸家の番頭が書いていたので根岸流といい、現在の書体は幕末のころ確立した。いまは行司が根岸流を受け継いで、「相撲字」といわれる特別に筆太な書体で書いている。歌舞伎や寄席演芸の看板や番組に書く書体は、天保(てんぽう)(1830~44)のころから勘亭が書き始めたので「勘亭流」といわれた。よく一般に相撲字を勘亭流というのは誤りである。
 なお相撲番付には、昔から災難除(よ)け・無病息災の信仰があって、家の入口や玄関に張り出す風習がある。[池田雅雄]

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