尾市古墳(読み)おいちこふん

日本歴史地名大系 「尾市古墳」の解説

尾市古墳
おいちこふん

[現在地名]福山市新市町常

芦田あしだ川の一支流、神谷かや川に流込む芦浦あすら川を二キロほどさかのぼった、芦浦谷の最奥部に近い標高一九六メートルの丘陵尾根の先端部に位置する。昭和五九年(一九八四)に新市町教育委員会により調査が行われる以前から、平面十字形の横口式石槨をもつ特異な終末期古墳として知られていた。墳裾に一重の外護列石ともいえる石列が確認されており、その並びから全体的に八角形を意識した墳形であり、規模は直径約一〇・五メートル前後、高さ一・九五メートルに近いものであるとされている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android