尾永井村(読み)おながいむら

日本歴史地名大系 「尾永井村」の解説

尾永井村
おながいむら

[現在地名]宇佐市尾永井

乙女おとめ新田の南にあり、東は乙女村、西は高家たけい村。天文七年(一五三七)頃と推定される一二月九日の大友義統感状(渡辺鉄蔵文書)に「尾長の切寄」、同二三年三月三日の吉村哉勝契約状(吉村茂助文書)には「尾長井(所)壱町三段」などとみえる。天正一五年(一五八七)黒田孝高領、慶長五年(一六〇〇)中津藩領となるが、元和六年(一六二〇)中津藩主細川氏が主城を豊前小倉に移したため小倉藩領となる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android