日本歴史地名大系 「尾萱野村」の解説 尾萱野村はしおかやのむら 奈良県:北葛城郡広陵町尾萱野村[現在地名]広陵町大字萱野大野(おおの)村の東方、高田(たかだ)川を隔てて位置する。萱野は王寺(おうじ)村(現王寺町)から田原本(たわらもと)村(現磯城郡田原本町)を経て三輪(みわ)村(現桜井市)に至る三輪街道と下(しも)街道の交差する辺り、通称芝小路(しばこうじ)という東小路・西小路に集落の中心があった(年代不詳の萱野村検地帳では屋敷地はすべて屋敷垣内となっている)。貞享二年(一六八五)から元禄一五年(一七〇二)の間に、箸尾村(→箸尾)から高分して独立。元和五年(一六一九)以後郡山藩(松平忠明)領。享保九年(一七二四)段別四六町七歩。家数九〇(本百姓四四、水呑四六)、人数四〇二(男二一二、女一八四、僧六)、職人三(大工一、紺屋二)、商人一一(綿屋三、穀物売一、古道具屋二、油屋一、苧屋二、古手屋二)があった(和州御領郷鑑)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by