尾際村(読み)おわいむら

日本歴史地名大系 「尾際村」の解説

尾際村
おわいむら

[現在地名]佐治村尾際

佐治川上流部両岸に広がり、東は余戸よど村・川本かわもと村。古くは「おおええ」とも称した。尾合とも記す(因幡民談記)。枝村は北村と上ノ段。当村から国境まで一里、国境から美作国東北条とうほくじよう倉見くらみ(現岡山県加茂町)まで一里二三町の間は難所のため牛馬は不通(因幡志)余戸村との間には景勝猿渡さるわたり峡(猿渡り渓谷)があり、大正九年(一九二〇)大町桂月が来遊し全国に紹介した(初稿八頭郡誌)。永禄四年(一五六一)八月吉日の福島甚二郎末国売券(来田文書)によると、「おあい一円」の伊勢道者職が北弥七郎に売却されている。寛永九年(一六三二)の細尾村年貢免状(竹本家文書)には、山役として葺板計二万枚を納入する八ヵ村が記され、そのなかに「尾相村」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

パソコンやサーバーに侵入して機密文書や顧客情報のデータを暗号化して使えない状態にし、復元と引き換えに金銭を要求するコンピューターウイルス。英語で身代金を意味する「ランサム」と「ソフトウエア」から名付...

ランサムウエアの用語解説を読む