精選版 日本国語大辞典 「不通」の意味・読み・例文・類語
ふ‐つう【不通】
〘名〙
① (━する) 通じないこと。また、かよったり通信したりしないでいること。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
※日本書紀兼倶抄(1481)「上古は天人龍の三国が語がよう通ぞ。日本の中でも不通ぞ」
③ (形動) 物事をよく知らないこと。その道に通じていないこと。心得がないこと。不案内であること。また、そのさま。
④ (形動) (「ぶつう」とも) 不粋(ぶすい)であること。また、そのさま。やぼ。
※洒落本・青楼楽美種(1775)隣座敷「隣へ来ているやつなんざアとんだふつうなやつだぜヱ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報