居ながら(読み)いながら

精選版 日本国語大辞典 「居ながら」の意味・読み・例文・類語

い‐ながら ゐ‥【居ながら】

〘副〙 (上一段動詞「いる(ゐる)」の連用形「い」に助詞「ながら」の付いてできたもの。「に」を伴うこともある)
① すわったまま。その場で。
書紀(720)景行一二年一二月(北野本訓)「坐(イナカラ)に国(くに)を平具(たひら)げむ」
② (「いながらにして」の形で用いる) その場を動かないで。外に出ないで。
社会百面相(1902)〈内田魯庵投機「座(イナ)がらにして取る公債利子
即座に。さっそく。〔幡多方言(1828)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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